オープンテラス『石橋縁側』を初体験!まるい笑顔で溢れるまち『石橋』で癒やされてみた-part2-

 
この記事はこちらの記事の続きになります。

前回は『石橋縁側』初体験のあしかもライターの森谷が、町の人との触れ合いやまち歩きを通して感じたことを記事にしました。

ん?『石橋縁側』って何?

という方もご安心を。
森谷の記事で説明があるので、まだご覧になっていない方はそちらをご覧になってからこの先を読み進めていただければと思います!

というわけでこの記事では、春の『石橋縁側』に続いて今回2回目となるライターの中山がお伝えします!

最初にちょっとした雑談なのですが、石橋縁側は石橋駅西口のお店にベンチが置かれているのですが、東口には置いていないんです。
なぜだかお分かりでしょうか・・・・・

なんと石橋駅の東口はほとんどが上三川町なんです!!
みなさんご存知でしたか?
恥ずかしながら僕は初耳でした・・・
だから西口がメインで開催されているのか〜!

閑話休題


 
まず訪れたのは

関東交通(株)石橋営業所【西口を出てすぐにある地域住民御用達の配車所】

 
石橋駅の西口ロータリーに隣接していてタバコの灰皿もベンチの横にあるので、喫煙者の方にも嬉しい場所となっています。駅の中は禁煙なので、電車の待ち時間に一服をしに来る方も多いんだとか。

お話を伺った事務員さんは石橋縁側の取り組みについて「町中に座れるスペースがあるのはいいですよね。お花とか植木とかもあったらより町が色付くのかなと思います」とおっしゃっていました。


 
ベンチに座って少々世間話をして、一息ついたところで次の場所へ

青木印刷【グリム通りで30年店を構える印刷屋さん】

 
お店に入るとお母さんが出迎えてくれました。
石橋に嫁いでからずっと町を見ているお母さんと世間話をしていると、昔の活気があった石橋と今を比較し、「時代の流れには逆らえないのかなぁ・・・」と悲しい顔。

そんな中、石橋縁側の取り組みに関しては「人が増えないことには町が活気付かないから、やれることはやってみるしかないよね」と前向きに捉えてくださっていました。

高齢化が進んでいる地域で、何か新しいことをやる体力も限られてしまうという状況の中、やれることはやるという精神で地域を活気付けようとする姿に胸を打たれました。


 

カットサロンタサキ【実家のような安心感がある昔ながらの床屋さん】

 
続いては前回もとてもためになる石橋の歴史についてお話を聞かせてくれた田崎さんにお話を伺いました。

春の石橋縁側からの変化について、「常連さんはよくベンチに座って世間話をしたりするようになったよ」とおっしゃっていました。

「気軽に座れる場所があるのはとてもいいことだよね。特に高齢者にとっては休憩できる場所として重宝する。だけどなかなか敷地内だから、取り組みを知らない人からしたら座りにくいよね」。
と田崎さん。

確かに敷地内にあると、「お店利用しないといけないのかな・・・」とか「一人じゃ座りにくいな〜」とか思う人も珍しくないですよね。

納得していると田崎さんが「背もたれでもつけて、自由に誰でも座れますよ〜っていうのをアピールした方がいいんじゃない?」と取り組みに関してのアドバイス等もしてくださいました。

前回お話を聞かせていただいた時も思いましたが、やはり田崎さんとお話ししていると元気になる!とてもエネルギッシュな方なのでこちらが元気をいただいている気がしました。


 

まとめ

 
石橋縁側は公共空間の利活用のためのある種社会実験として行われているという側面もあります。去年から開催されている石橋縁側ですが、初見の人は座りにくい等の課題はありながらも徐々に石橋に馴染んできて座ってくれる人もちらほら出てきたとのことでした。

高齢者が多いという地域性もあり、歩き疲れた時に休憩できて、お店の人と世間話ができるような場所があちらこちらにあるというだけで、その町が優しさに溢れて過ごしやすくなるのではないかと思います。

コロナウイルスとの共存のための施策が様々試行されている現在、石橋縁側のベンチは外ということもあり、室内よりは感染リスクが低いとされています。これから徐々に気温は低くなっていきますが、防寒対策はしっかりしてベンチも活用できたらいいなと思いました。

2回目の石橋縁側を訪れてみて

 
前回訪れた時よりも、ベンチを置くことの意義を感じている方が多いなと感じました。
石橋縁側のベンチは、ずっと昔からある公園のベンチとは違い新たに設置したものなので、戸惑いもありなかなか座りにくいのではないかとは思います。

しかし、買い物帰りのおばあちゃんの休憩場所になったり、暑い日に日除けになったり雨の日の雨宿りとしても活用されているということでした。

まだみんなが気兼ねなく自由に座れるベンチになるには時間が必要かもしれませんが、少しずつ住民の方々に受け入れられてきている感じがしました。

一つ、春に訪れた時と全く変わらなかったものがあります。

それは、「人の温かさ」です。

どの方と話しても心が温かくなりました。
前回僕は記事のまとめで石橋縁側は「心の休日」と書きましたが、今回も同様でした。

新型コロナウイルスの影響もあり人と人が対面でコミュニケーションをとることが少なくなってしまっていて、その状況に慣れてきている人も多いと思います。しかし、やはり人とリアルで顔をあわせて話すとその時間の大切さに気がつかされ、心が休まります。

感染対策には十分に気をつけた上で、お散歩に石橋に来てみてはいかがですか?
歩き疲れた時には石橋縁側のベンチがあるので、是非座って心と体を休めてください。


 
ちなみにこの塔は石橋駅西口を出てすぐにあるのですが、この写真に写っている塔の裏側にはある有名な童話の彫刻があります。

なんの童話の物語でしょうか。
ヒントは文章中に少しだけ登場しています。
気になった方はぜひその目でお確かめください!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。