歩いて話して石橋の町を再発見する
今回のシモツケ大学(以下、シモ学)は、「石橋駅前でお店を営む方々を訪ねにいこう!」という授業です。これまで知らなかったお店の情報や、地域の魅力を再発見する機会となりましたので、その時の様子をお伝えします。
地域をナビゲートしてくれるのは、永井塁(ながい るい)さんです。石橋駅前で90年以上続く「高砂食堂」の4代目であり、ラジオパーソナリティーやイベント司会者という顔を持っています。
下野市出身の永井さん(本人曰く肩書きは芸人)。下野市の活動を始めて8年目となる。
ラジオ「RADIO BERRY」のMCとして馴染みがある方で、油断していると聞き逃してしまうくらい途切れなく話し続けています。多くの情報を届けるだけでなく、参加していたお子さんとの接し方もプロで、場を和ませ、盛り上げてくださいました。
それでは早速、当日の様子をお届けしたいと思います!
バーチャル探検とリアル探検の二部構成!
天気予報は雨だったのですが、嬉しいことに晴れていて天気の心配は全くありませんでした。きっと晴れ男さん・晴れ女さんが参加されていたのだと思います。
参加者は「石橋駅前コミュニティセンター」に集まり、まずは自己紹介。
学生・会社員・個人事業主・社長・建築家・公務員・議員など、さまざまな職業・立場の人が参加されていました。
子どもから大人まで様々な立場の方が参加できるイベント。
当日は二部構成で石橋のまちを紹介!
どちらも人にフォーカスした内容であることが説明されました。
・第一部は、バーチャルまち探検
定休日等により訪問できないお店について、予めインタビューした映像を上映。
・第二部は、リアルまち探検
永井さんの解説付きでまち歩き。
お店の方から話を聞き、街の良いところを再発見しました。
どのようなお店を巡り、どのような探検をしたのか。
第一部と第二部、それぞれご紹介したいと思います!
第一部:バーチャルまち探検
映像は石橋駅前の描写から始まりました。駅前はグリム童話をモチーフにしているそうで、メルヘンチックさを感じさせてくれます。
その後、店舗のご主人へのインタビューを中心に各店舗の紹介へ。
「はまの呉服店」、「若松ガソリンスタンド」、「宝珠堂」、「たかはし肉店」が動画で登場し、ナビゲーターの永井さんがお店やインタビュー者の情報を教えてくれました。
行ってみないと分からない、入ってみないと分からない価値ある情報ばかりで、
実際に足を運びたいと思えるお店ばかりでした!
第二部:リアルまち探検
まち歩きを通して、各店舗の紹介やお店の主人から聞いた話をお届けします。
カットサロンタサキ
第一回のシモツケ大学で、これまでの石橋での出来事や様子を説明してくれたご主人。お仕事の手を止めて、話をしてくれました。「石橋駅前通りを賑やかな人が通るようになって欲しい」という想いを参加者に伝えてくれました。
ましやま酒店
創業100年を超える老舗の3代目。「ビールは開けたらすぐに飲み終わってしまう。日本酒は長く飲めるよ」と、自身のお酒の話をしてくれました。とても元気なおばあちゃんで、立ち寄ったら元気がもらえますよ!
大衆割烹 安兵衛
ウナギが食べれる老舗では、元気な女将さんが「特別な日に家族でうなぎを」と、お店について紹介してくれました。たぬきと一緒に写真を撮れる映えスポットでもあります。
竹中酒店
ご主人の若い頃は、どうやって事業拡大するかを常に考えていたそうです。お酒を移動販売する場合やイベントで出店する場合には、税務署の許可が必要という豆知識を教えてくれました。お勧めは日本酒の「九尾」とのことです!
万屋菓子店
Yamazakiの看板を掲げているパン屋さん。この日はお彼岸で、朝3時からおはぎを作っていたそうです。「後継者がいないので私たちの代で終わり」と話していました。手づくりサンドイッチがお勧めとのこと!
石橋にぎわい広場
駅から徒歩5分くらいのところにある石橋庁舎跡地。今後、イベント等で利用できるようになるそうで、シモツケ大学のイベントでも利用予定とのこと。晴れた日にチェアリングで読書したら最高だろうなぁ。
高砂食堂
創業90年以上続く老舗の食堂。今回、まちなかをナビゲートしてくれた永井さんが4代目になります。参加者の方々と食べた串カツが美味しかったなぁ。とんかつも美味しいとのことなので、今度は家族を連れて食事に来ようと思います。
石橋のまちの方々から感じた温かさ
お店の方々は仕事中の手を止め、店頭まで出てきて話をしてくださいました。丁寧に迎えてくれた様子から、石橋のまちの方々の温かさを感じました。
また、「こんなところにお店があったんだ!」、「この商品がお勧めだったんだ!」など、知らなかったことが掘り出されて、買い物に行きたいと思いました。
これまで、創業何年のようなお店に一人で入るには勇気が必要なこともありましたが、このような企画で紹介してもらうことで、「一見さんでも入れること」や「次は友人と行ってみよう」というきっかけが生まれました。
今回のような、まちの魅力に触れる貴重な体験や機会から地域の交流が増え、地域の発展・維持ということに繋がっていけば良いと思います。
最後に、本イベントを企画・運営していただいた方々に感謝を示し、締めさせていただきます。ありがとうございました。
また、機会があれば、参加させていただきたいと思います。
~参加者の立場からレポートを書いてみて~
初めまして。児珠です。
今回、はじめてシモツケ大学のレポートを担当しました。
文章を書くことが少ないので時間が掛かりましたが、書くことで当日の様子を鮮明に思い出すことができました(まとめるのが大変なくらいでした(笑))。
シモツケ大学のイベントには過去に2回ほど参加しています。
「地域に少しでも貢献できたらいいなぁ」って軽い気持ちと、「普段は仕事ばかりで近所に知り合いもいないので、顔見知り程度でも知り合いができたらいいな」という、やっぱり軽い気持ちで参加させてもらっています。
今回は、ラジオ「RADIO BERRY」の木曜BEATのMCである永井塁さんが案内してくれるということで、告知を見たときに迷わず申し込み、当日を楽しみにしていました。
参加してみて、「移住して間もない方々に対してとても役立ちそうだな」と思いましたし、「様々な立場の人たちが参加者にいるので座談会をしたら何か生まれるだろうなぁ」と思いました(課題を出せば、解決策を持っていたり、解決できる立場の人もいるだろうし…)。
今後もシモツケ大学の活動が楽しみです!
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